10/7(金)18:30~ 沖縄健康バイオ推進ネットワーク「チャンプルスタディWG」

「地域農産物に指向したソーシャルマーケティングと地域の健康再生・創造ネットワークの可能性
(チャンプルースタディのエビデンスを基礎に)」WG開催のご案内 

1.ワーキンググループ(以下、WG)の設置目的
 本WGは、すでに地域住民を対象として実施されている伝統的沖縄食によるパターン介入研究(チャンプルースタディ)のエビデンスを基礎に、地域の農産物、食材生産者、スーパー・コンビニ、JAなどの企業と琉球大学が、住民の健康食材の購入消費を促すためのマーケティング手法の開発、健康情報発信基地としての新しい流通販売の手法の開発を、地域住民を対象とした事例を中心に検討を行います。

 従来の健康バイオ産業のアプローチは、サプリメント中心とした傾向にありました。欧米の新しい潮流はむしろ地域住民全体の生活習慣行動を変容するポピュレーションアプローチにシフトしています。地域の健康再生のために地域企業が地域貢献をしつつビジネス的に成立するソーシャルマーケティングによる手法の有効性の実証のためには、わが国の中で沖縄が、人口規模や地域特性からみて、もっとも適した地域であると考えられます。

今回は、医学的根拠に基づいた、減塩、低カロリー食を、町のレストランでおいしく食べる「こだわりのヘルシーグルメ ダイエット レストラン in呉」の企画代表である日下先生を講師として招聘し、生活習慣病を予防し、食の意識改革を図る活動の講演を行います。

2.日時及び場所
日時:平成23年10月7日 (金) 18:30-20:30
場所:沖縄県立博物館・美術館 1階 講座室 

3.プログラム
18:30~18:40
(i) 全体の説明とWGで目指すもの 
等々力 英美(琉球大学大学院医学研究科 准教授) 

18:40~20:00(講演80分)
(ii)(仮題)「こだわりのヘルシーグルメ ダイエット レストラン in呉 の取り組み」
    日下 美穂(広島県呉市 日下医院 院長)

専門は高血圧。日本高血圧学会特別正会員、日本腎臓学会指導医・専門医、日本内科学会認定医。日本循環器学会、米国高血圧学会会員。
広島女学院高校、獨協医科大学医学部卒業、同大学院修了。獨協医科大学循環器内科助手、自治医科大学薬理学研究員、広島大学医学部第一内科、済生会広島病院循環器内科医長を経て、平成6年呉市で開業。高血圧学会の活動の一環として地域住民の方々に働きかけ、高血圧の予防・治療など知識の普及に役立つ方法を模索中。
たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」等にも出演。

20:00~20:30 (意見交換30分)
コメンター 大屋 祐輔(琉球大学大学院医学研究科 教授)
       日下 美穂(広島県呉市 日下医院 院長)
       等々力 英美(琉球大学大学院医学研究科 准教授)