【遺伝子組換え関係】東北地方太平洋沖地震に関連する遺伝子組換え生物等の受け入れについて

東北地方太平洋沖地震に関連する遺伝子組換え生物等の受け入れについて

琉球大学遺伝子組換え生物等使用実験安全委員会

この度の東北地方太平洋沖地震による研究施設の損壊,また,停電の実施などにより,研究機関での遺伝子組換え生物等の維持管理が困難となったケースが生じています.この場合,他の研究機関への生物材料の移送・寄託という対応が考えられ,既に一部では受け渡しが始まっているようです.

本学において,今回の地震に伴う遺伝子組換え生物等の受け入れを実施する場合の手続き・注意点についてお知らせします.関連国内法(カルタヘナ法)および本学学内規則の遵守という原則を踏まえつつ,下記の対応をお願い致します.

(1)受け入れ側が単純に「保管」のみを行う場合

(例)微生物の凍結ストック,植物種子,凍結胚・凍結精子・凍結卵など.
この場合,発送側に下記の情報提供を依頼してください(通常時と同様です).

・ 当該生物について第二種使用をしている旨.
・ 当該生物の宿主,および組換え遺伝子の名称.
・ 譲渡者(発送者)の氏名・住所.法人の場合は法人名・責任者氏名・連絡先.

情報提供は,文書交付,容器包装への表示,FAX,電子メールのいずれの形式でも構いません.様式は任意です.

受け入れ側は,上記の情報提供書に「受け入れ者は,同生物材料に関して保管のみを行う」旨の記述を加筆した上で,研究協力課宛に御提出ください.なお,情報提供書の研究協力課への提出は受け入れ後で構いません.速やかな受け入れに御協力ください.

(2)受け入れ側が維持のための飼育,培養を行う場合

(例)マウスやショウジョウバエの成体など.

この場合の飼育・培養は「遺伝子組換え実験」に該当します.そのため,上記(1)の情報提供書に加えて,本学様式の「遺伝子組換え生物等使用実験計画書」を受け入れ側で作成・提出して頂く必要があります.同計画書の審査は,原則として,奇数月最終週開催の遺伝子組換え生物等使用実験安全委員会でのみ行われますが,今回の地震に関わる案件につきましては,臨時の審査を行い,迅速に飼育・培養を開始できるよう対応します.なお,情報提供書の研究協力課への提出は受け入れ後で構いませんが,受け入れた生物材料の飼育・培養の開始は委員会承認後となりますので,受け入れが決まり次第,早急に計画書を御作成・御提出ください.

ご不明の点がございましたら,各部局の安全主任者までお問い合わせください.

様式等

遺伝子組換え生物等使用実験 申請の手続きと様式

お問い合わせ先

○各部局等安全主任者

○学術国際部 研究協力課 研究協力係
TEL: 098-895-8016(内8016、2008)
FAX: 098-895-8185
MAIL: knknkyu@to.jim.u-ryukyu.ac.jp